特定健診・特定保健指導

40歳〜70歳までの公的医療保険加入者全員を対象とした保健制度

特定保健指導の成り立ち

平成20年度から特定健診・保健指導はスタートしました。
今までは住民健診と呼ばれていましたが、法律が変わり特定健康診査(特定健診)という名前に変わりました。基となっている法律は・・・
「高齢者の医療の確保に関する法律」

医療費の高騰

特定健診・保健指導の背景には医療費の高騰があります。沖縄県の高齢者一人当たりが一年間に使う医療費はいくらぐらいだと思いますか?

実は・・・年間で100万円です!!

高齢者の場合、1割負担なので本人が支払う金額は10万円。あとの支払いは国、県、0~74歳の方が支払う保険料でまかなわれています。これらは、高齢者を支援するお金なので高齢者支援金といいます。

特定健診・特定保健指導の目標値

高齢者の支援金は、保険者によってばらばらです。平成24年までの特定健診・保健指導の受診率の成果によって支援金が10%加算・減算されていきます。

特定健診・保健指導の目標値

項目目標値
特定健診受診率65%
特定保健指導実施率45%

特定保健指導の判定

※65歳~74歳の方は、積極的支援に該当する方でも動機付け支援になります。
※「高血圧」「糖尿病」「脂質」の薬を服用中の方は、特定保健指導の対象外になります。

アンチエイジング浦添モデルを目標設定にしています

  • グラフ化体重表
  • 浦添式呼吸
  • 弥生式そしゃく法
  • バランスのとれた夕食のカロリー制限と身体活動量の増加
  • 間食や甘いケーキ、果物類を控える
  • 夕食は腹八分、揚げ物は禁止
  • 夕食時間は早めにする
  • 駅伝ウォーキングを実施する
  • 日野原式階段2段上がり
  • 週2~3時間の運動実践をする
  • ジムトレーニングを実践する
  • 歩数計を利用して歩く
  • お酒の席での食事に気をつける
  • 晩酌の量は適量
  • 夜は精進料理
  • 何を残して食べるかマスターする

アンチエイジング浦添モデルを実践して減量した例

  1. H23.12.13 特定保健指導スタート減量開始しました
    腹囲:105㎝ / 体重:99.8㎏ / 血圧:136/96
  2. H24.1.18 グループ学習会参加
    腹囲:103.5㎝ / 体重:95.2㎏ / 血圧:119/85
  3. H24.2.25 グループ学習会(調理実習)参加
    腹囲:95.5㎝ / 体重:88.9㎏ / 血圧:123/84
  4. H24.7.4 特定保健指導終了日
    腹囲:89㎝ / 体重:82㎏ / 血圧:119/79

実践したこと

  1. グラフ化体重表の記録
  2. 浦添式呼吸法を1日20セット以上実践
  3. 1口30回以上噛んで食べる
  4. 夕食時間は早めに済ます(9時までに)
  5. ウォーキングや走り込みを継続
  6. お酒の量を控える

実践してみて・・・

  • 呼吸法は1日20セットは確実に実践すると決めて、朝の通勤(車中)で10セット、帰りに10セット実施。職場でも時間があれば仕事をしながら呼吸法を行った。呼吸法を実践したら、内臓脂肪が減ってきてインナーマッスルを鍛えている感じがした。
  • 飲み会があった後日は体重が増えたが、1週間以内で元に戻すように体重コントロールを行った。
  • サラダを先に食べることを基本にしていたが、満腹になり最後のお米は食べないこともあった。